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失敗しない市販ヘアカラーは?色選びと使用方法

      2018/04/17

今日は一番問い合わせが多かった、市販ヘアカラーのしくみと色選び、そして自分でも失敗しない方法について専門的な話をしたいと思います。市販にしても美容院にしても、ヘアカラーの発色のしくみそのものは同じです。

市販のヘアカラーで自分で髪を染めてるけど、薬剤や色の選び方で困っている方は参考にしてみて下さい。


市販のヘアカラーの種類

まず、市販のにはいくつか種類があります。単純にヘアカラーというと、一般的には市販でも美容院でも医薬部外品の『酸化染毛剤』のことを指します。これは薬事法による分類で、最近流行りの泡カラーなんかも同じ酸化染毛剤です。

ちなみに美容院では一般的にアルカリカラーと呼ばれることが多いです。もしこれからセルフカラーのために薬剤を購入する時に、酸化染毛剤かどうかかわからないよ~という人は、製品の裏面をみて『酸化染毛剤』という表示を参考に探してみて下さい。

なかには化粧品タイプのものもあり、主にヘアマニキュアや感光性染毛クリームといったものがあります。それぞれに用途や目的が違いますので注意して下さいね。化粧品タイプの特徴は、明るい髪や白髪は暗く染めることができますが、黒髪を茶色に明るくすることができません。

これは医薬部外品の酸化染毛剤に配合されているアルカリ剤や酸化剤が含まれていないからです。もし明るい白髪染めやお洒落染めをしたいのであれば医薬部外品タイプを選びましょう。

酸化染毛剤(医薬部外品)

酸化染毛剤(医薬部外品)

≪発色のしくみ≫

酸化染毛剤の発色のしくみを簡単にいうと、髪を明るく脱色しながら染料が髪の内部に入り、そこで大きくなるため色が抜けにくくなります。これを酸化重合といいます。

あくまでも毛髪内部に染まるため、毎日シャンプーしても色が抜け切るまでに1~2カ月ほど色持ちします。一般的に明るくすればするほど、髪へのダメージも比例して大きくなります。

ヘアカラーで染めた色は落ちていくにつれて髪がどんどん明るく見えてくるので、最初に少し暗めの色で染めると長持ちするし、何よりも色落ちをする過程も楽しめるのでおすすめです。

塗り方

通常は薬剤を頭皮から塗布します。明るめの色だったり、もともと乾燥肌や敏感肌の方はヒリヒリしたり痛みを感じることがあります。稀にアレルギー性のかぶれを起こす人がいます。

髪染めの薬剤と色選び

クリームだったり泡だったり、剤形に限らず色選びもたくさんあるため迷いますよね。その前に髪染めは大きく分けると『白髪染め』『お洒落染め』があります。美容院ではグレイカラーやファッションカラーとも言います。

  • 白髪染めは白髪の多い人用。
  • お洒落染めは黒髪、白髪の無いの人用。

言い方を変えると、白髪を目立たなくカバーさせる方を優先したい人は白髪染め。黒髪(根元だけだったり全体)をけっこう明るくしたり、今現在の髪が明るい人が色味を綺麗に出したい人はお洒落染めといった感じです。

白髪染めは白髪を染めることを優先にしているため、色味的には暗めの色が多いです。余談ですが、髪をかなり明るく染めることができる白髪染めの薬剤はありません。白髪の割合が多い人は可能ですが、黒髪と白髪が混じっている人はかなり明るくすることはできないのです。

理論的にいえば、黒髪を明るくし、そこに白髪が染まるほどの暗い染料を入れるという相反することをするので、最終的にはほどほどの明るさになってしまいます。それが美容院では9トーンぐらいが限界とされています。


白髪がちょっとだけある人はどっちを使ったらいいの?

白髪が数本あるとか、そういう細かいことは無視して下さい。全体的に見て多いか少ないかで判断します。どれぐらいが多いの?と聞かれると、目安は「全体の10%以上白髪があれば多い」に入ります。

例えば黒髪が10本あったら1本は白髪、頭全体で約10万本髪の毛があるのでそのうちの1万本は白髪と考えると…けっこう多いですよね。ここで更なる疑問が。

もし白髪染めとお洒落染めと間違えて使ったらどうなるのか?

もし白髪染めとお洒落染めと間違えて使ったらどうなるのか?

もし黒髪の人に白髪染めを使用しても、イメージ写真より少し暗くなる程度でとくに問題ありません。しかし、白髪の多い人にお洒落染めの色選びをしてしまうと、白髪がうっすらとしか染まらなかったりします。

薬剤がブラウン系の色味ではない場合は、白髪にそのまま赤や黄色の鮮やかな色が反映してしまうので、確実に失敗します。

≪使用方法と注意点≫

まず1剤(酸化染料)と2剤(過酸化水素水)を混合して使用します。基本的には1:1ですが稀に違う場合がありますので製品の説明書を読んで下さい。混ぜた瞬間から薬剤反応が進み、発色が完了するまで30分~40分間ほどなので、その間に全体を塗り終えて20分~30分ぐらい時間を置きます。

塗り終えてから置く時間が短すぎたり長すぎたりすると、仕上がりの色が暗過ぎたり明る過ぎたり、色持ちが悪くなったりします。もし髪全体を塗るのに20分も30分もかかってしまうと、その時にはもう発色が進みきってしまっているため、しっかりと染まらないことになります。

混ぜた瞬間からスタートするので、出来るだけ早く塗り終えて時間を置くというのがベストです。塗るのに時間がかかってしまうと、最初に塗った髪は染まり過ぎたり、最後に塗った髪は染まらなかったりします。

『いかに早く塗るか』 が勝負です。剤形はクリームでも泡でもどっちでもいいのですが、美容院のヘアカラー剤は全てクリームです。自分でするには、泡が使いやすいです。つまり、髪全体にまんべんなく均一に薬剤が付着していれば染まります。

泡カラーは、ヘアカラー剤に界面活性剤を多く入れてシャンプーのように泡立つようになっているだけの違いです。

失敗しないためのプロセス

1剤と2剤を混合 ⇒ 10分で塗る ⇒ 20分置く ⇒ シャンプー

市販ならこんなカラーがおすすめ!

市販のヘアカラーでセルフカラーをするなら、こんなタイプのものがおすすめです。

  • 頭皮に優しい。
  • 髪にダメージが少ない。
  • お風呂場で塗布して5分~10分置くだけ。
  • 色の濃さを時間で調整できる。
  • 余りを保存できて、好きな時に使える。
  • トリートメントを塗るような感覚で、髪に付けるだけで良いもの。





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