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髪が傷まない?ヘアマニキュアが髪に染まるしくみとヘアカラーの違い

      2017/08/06

サロンではもちろん、ホームカラーとしてもヘアマニキュアを愛用している方は多いと思います。

ヘアマニキュアは酸性カラーと言って、髪が全く傷まないということから市販では『トリートメントカラー』とか『ヘアカラートリートメント』とか名前がついていることもあります。

ヘアマニキュア(酸性カラー)とヘアカラーはどう違うのか?

まず、染料と分類が違います。

ヘアマニキュア

染 料 : タール系染料(酸性染料)

分 類 : 化粧品

ヘアカラー剤

染 料 : ジアミン系酸化染料(酸化染毛剤)

分 類 : 医薬部外品


ヘアマニキュアが髪に染まるしくみ

ヘアマニキュアは主に毛髪の表面(キューティクル)に吸着するため、毛髪の内部まではほとんど染まりません。(電気的な力でイオン結合する)

電気的な力のイオン結合は弱いので、色持ちはあまり良くなく、毎日髪を洗う人で3~4週間で落ちてしまいます。そして、黒髪を明るく染めることが出来ません。白髪はしっかりと染まります。

頭皮に付着すると頭皮も染まってしまうため、塗るのに注意が必要です。

アルカリカラーに比べるとデメリットがわりと多いですね。それでもなぜヘアマニキュアを好む人がいるのか?というと、ヘアマニキュアならではのメリットがあるからです。

ヘアマニキュアのメリット

  • かぶれる心配がない。
  • 髪へのダメージが0 (ヘアマニキュア成分でツヤやハリコシも出る)
  • 頭皮に付着しないように塗布するため、頭皮に影響がない。

頭皮が敏感で、薬剤を付けたくないという方。白髪に色が入ればいいという方。髪を傷めずに、ハリコシが欲しい方。パーマとカラーを両方注文する方に向いています。

ただ、アルカリカラーと比べると需要としてはかなり少ない、そして少なくなって来ているのも事実です。それは、かぶれや頭皮に付けたくないということを除くと、アルカリカラーでも大体まかなえてしまうからです。

要するに、ヘアマニキュアは『頭皮やかぶれが心配な方』や『その質感が好きな方』、『何が何でもダメージ0がいいという方』に向いているということになります。

ちなみに、ヘアマニキュアを落としたいときは、パーマ液を付けて流すと簡単に落ちます。

これは、パーマ液に含まれるアルカリ剤によってイオン結合が外れるからです。酸性カラーと呼ばれているヘアマニキュアは、当然ですが染めたあとは髪は酸性になります。

そこにアルカリ剤をかけてアルカリにしてしまえば、染料が落ちるという仕組みです。

ヘアマニキュアの染まるしくみをさらに詳しく。

ヘアカラー(酸化染毛剤)が毛髪内部で染料が酸化重合して染まるというしくみに対し、ヘアマニキュア(酸性カラー)が毛髪表面に染着するのは、どういうしくみなのか??

それは、イオン結合するからです。イオン結合は塩結合とも呼ばれ、電気的に結合するという意味です。わかりやすく言えば、+ と - が、くっつくということですね。

では、なぜくっつくのか?

毛髪にも + と - があり、髪が濡れている状態は電気的に- になります。理由として水道水はpHが7.2~7.5付近で、弱アルカリ性になります。

消毒するための塩素(CL-)が少量入っているからです。

アルカリ性に傾けば髪は電気的に-になり、酸性に傾けば+となります。髪が電気的に安定している状態がpH4.5~5.5と言われています。その状態が弱酸性なんですね。

そして、ヘアマニキュアの染料自体はマイナス(-)の電気を帯びています。弱酸性の髪は+だから染料の-と結合するのは当然ですが、「じゃあ濡れている-(マイナス)の髪には結合出来ないじゃん」

実はヘアマニキュアそのものはphが3ぐらいで出来ています。ということは、髪に付着させた瞬間に、髪を一気に酸性に持っていきます。要するに、髪がその瞬間に+になるため、-である染料と結合します。これがヘアマニキュアが染まる理由なんですね。

パーマの後にヘアマニキュアをする場合、pHコントロール剤を使いますよね?それはパーマ剤でアルカリ性に傾いている髪だと、いくらヘアマニキュアがph3ぐらいであれど、結合が弱くなってしまうからです。

一旦、pHコントロール剤(クエン酸など)で酸性に戻してから、ヘアマニキュアをするので、しっかりイオン結合します。

余談ですが、ヘアマニキュアの後に髪が収れんして引き締まって、ゴワゴワというかガサガサするのは、髪は酸性に傾けば傾くほど収れんするので、ヘアマニキュアで髪が一気に酸性になり、収れんしたからと言えますね。

自分でホームカラーする人には、ヘアマニキュアと同じように酸性で髪にダメージ0で、頭皮や手についても大丈夫なものにトリートメントヘアカラーという便利なものがあります。

白髪染めにはとても便利なヘアカラー。

なお、トリートメントカラーは医薬部外品のヘアカラーよりも色落ちが少し早いため、洗浄力の優しいシャンプーを使用すると長持ちさせることができます。






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